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◆経過勘定の計上
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社屋の火災保険料などは、一般的に1年分をまとめて前払いします。そのため、事業年度の途中(例えば3月決算の会社で10月)に支払った1年分の火災保険料は翌期分(4〜9月分)の保険料を含んでいますので、決算において全額を費用として計上することはできません。
期間対応を正しく調整するために、翌期分(4〜9月分)の保険料は資産に振り替えて決算を行い、翌期にあらためて費用として処理します。
これを前払費用といいます。
前払費用に限らず、すべての費用及び収益は、その発生した期間に正しく割当てられるように処理しなければなりません。そうでなければ、損益計算書が企業の経営成績を正しく表示しないためです。
このような調整を行う目的で計上されるのが、経過勘定です。
経過勘定には、前払費用、前受収益、未払費用、未収収益の4つがあります。
ただし、1年以内に提供を受ける役務にかかる支払い額を「短期前払費用」といい、これについては、支払った金額を支払った期に全額費用(損金)とすることが税務上認められています。そのため、多くの会社では短期前払費用に限って、支払い時の費用として処理しています。
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◆仮払金の精算
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決算にあたっては、仮払金の精算を営業部員などに求めます。
仮払金については、営業部門などの経費の概算払いのほかに、期中に支払いを行ったまま、経理処理方法を決めていない支出が計上されていることがあります。
このような、処理保留の支払額についても、決算に際しては整理が必要です。費用とすべきものは費用に振り替え、回収が見込まれる立替金についてはその回収可能性を吟味した上で、資産計上します。
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◆ゴルフ会員権の減損処理
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会社がその社交上の要請から、ゴルフ場の会員となっているケースは少なくありません。この場合、会社が保有するゴルフ会員権について、著しい時価の下落があった場合には、決算時に減損処理が必要となります。
ゴルフ会員権は、施設利用権を化体した株式の形式をとるものと、預託保証金の形式をとるものとがあります。いずれの場合も、取得時には取得価額で貸借対照表に計上します。
このようなゴルフ会員権のうち、時価のあるものについては、著しい時価の下落が生じた場合に有価証券に準じた減損処理を行います。
時価のないものについては、発行会社の財政状態が著しく悪化した場合に減損処理を行います。
また、預託保証金の回収可能性に疑義が生じた場合には、貸倒引当金を設定します。
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◆仮受金の精算
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会社に入金されたものの、その経理処理が保留されたままの収入金額については仮受金勘定に計上された状態で決算を迎えることとなります。
これについては、その内容を精査して収益または金銭債権の回収として経理処理することになります。
仮受金の内容が不明なまま長期間放置される場合には、雑収入で収益計上することも検討します。
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◆仮勘定をゼロにする
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売掛金の消し込み作業などをコンピューターシステムを用いて大規模に電算処理する会社の場合、消し込み作業にあたって仮勘定を用いることがあります。
この仮勘定は、原則として貸借がバランスして残高ゼロの状態でなくてはなりません。
決算にあたっては、仮勘定に残高が残っている場合、その原因を究明して、残高ゼロになるよう経理処理します。
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